宇宙を知るAbout Physics

ビックスを解剖する

標準理論

これが物理学者が100年かけて作り出してきた「標準理論」の結果、得られた素粒子の表です。

私たちの身体や地球、身近な物は全てこの中の「アップクォーク」「ダウンクォーク」「電子」「ウィークボソン」「グルーオン」で、できています。
この表の中で最後に見つかった素粒子が「ヒッグス粒子」なのです。

標準理論に登場する素粒子

他のメンバー、ミューオンや、トップクォークなどは、宇宙からくる謎の物体Xであったり、加速器で作った未知の物体Zだったり。その正体は、実は、宇宙の始まりに存在していましたが、今はいなくなってしまった、絶滅素粒子たちです。

加速器はそうした絶滅素粒子たちを復活させ、宇宙の始まりで起きたことを再現することができる、「ビッグバン再生機」なのです。

ヒッグス粒子が見つかって、とうとうこの表が完成しました。標準理論のパズルは1面クリア!です。でも宇宙の謎の探索はまだまだ始まったばかり。ILCは最後まで見つからなかった謎の粒子「ヒッグス粒子」の性質を詳しく調べることができます。ヒッグス粒子がどんな性質を持っているのかが分かると、次にどこを調べればよいのか、進む道がはっきりします。ヒッグス粒子の探索は、とても重要な研究の道しるべになるのです。

ヒックスくん

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