ILCを知るAbout ILC

ILCの目的

ILCで期待される科学成果

ビッグバンイメージ

ILCによって電子と陽電子を光速に近い極限の速度まで加速し、正面衝突させます。すると電子と陽電子は消滅し、宇宙創成1兆分の1秒後の「エネルギーのかたまり」が生み出されます。ビッグバンの再現です。そしてそこから「ヒッグス粒子」をはじめとしてさまざまな「粒子」が噴き出す、これまで誰も再現したことのない現象があらわれます。その粒子を観測することにより、どのようにして宇宙が生まれ、物質が生まれたのか、という人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます。

※詳しくは

ILCで期待される技術成果

産業波及イメージ図

加速器は、最先端技術が結集した超精密システムです。そんなILCを実現するためには、超伝導技術をはじめとする多くの最先端技術が必要となります。これまでも基礎研究がもたらした技術は、世界の経済と文化を飛躍的に変容しました。ILCの技術も、科学と産業の両方に多くの応用技術を生みだすことでしょう。

その応用範囲は、医療・生命科学から新機能の材料・部品の創出、情報・通信、計量・計測、環境・エネルギー分野まで、非常に多岐にわたると考えられています。また、現在想定されていない産業イノベーションが創出される可能性も非常に高いと期待されています。

さらに、ILC実現に向けた研究開発から、すでに実用化に向けた小型加速器開発の研究も進められています。

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