About AAA協議会について

ごあいさつ

先端加速器科学技術推進協議会 会長・代表理事 西岡 喬
一般社団法人 先端加速器科学技術推進協議会
会長・代表理事
西岡 喬

 人類の歴史の中で、物理学は文明の発展に大きな役割を果たしてきました。今、最先端物理学における最も大きな課題は、宇宙と物質の起源の解明であり、ILCは、この課題に立ち向かうために必須の実験装置であります。2000人以上の世界の科学者たちが、20年以上の歳月を費やし、ILCの設計・開発に取組み、その技術的実現性を確かなものにしています。一方、ILCは長期間におよぶ巨大プロジェクトであり、その実現のためには、資金や人などのリソースを国際的にシェアすることが必須となります。

 1949年、湯川秀樹博士がノーベル物理学賞を受賞し、これが終戦直後の日本人を大いに勇気づけました。我国は、これまでに、湯川博士を含め、11名ものノーベル物理学者を輩出しており、この分野に多大な貢献を続けております。

 私は、日本がILCの実現に重要な役割を果たし、最先端物理学の発展に貢献することが科学技術立国を標榜する我国にとって極めて重要であると信じております。

 先端加速器科学技術推進協議会は、ILC実現とその日本誘致に向け、関係各所と連携し、技術検討・広報活動等を推進して参りますので、皆様のご理解とご協力をお願い致します。

豊かな未来を、先端加速器の力で

 先端加速器科学技術推進協議会(AAA)は、先端加速 器とその開発途上に生まれる様々なテクノロジーを将 来の産業に役立てるため、政・官・産・学の架け橋となる ことを目的に、2008年に設立致しました。2014年に は、活動の幅を広げ、運営上の公益性を高めるべく 一般社団法人へと組織変更致しました。
 AAAは「国際リニアコライダー(ILC)」計画を中核のモデルケースと定め、戦略的な観点から、宇宙・素粒子・ 物質・生命分野における人類の「知の地平」の開拓と、医 療・エネルギー・環境問題など地球規模の課題への新し い対応、そして先端科学技術による国際競争力の強化 を目指して、新しい産官学連携のかたちを創り出してゆきます。

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    シンポジウム、講演会などの各種イベントやインターネット等のメディアを通じて、 先端加速器技術の可能性や意義を広く国内外に発信します

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    外部有識者等を交えた部会活動を組織して「国際リニアコライダー計画(ILC)」をモデルとした知財の適切な取扱いや技術開発の方向性を検討し、関連組織への提言等を行います

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    産・官・学の連携により、幅広い産業分野のものづくり技術を結集して、先端加速器を支える革新的科学技術を創出します

Advanced Accelerator Association
Promoting Science & Technology

 目に見えない粒子を、光の速度近くまで加速して高いエネルギーの状態を作りだす装置、それが加速器です。 最先端技術により、その性能を極限まで進化・発展させる加速器のことを「先端加速器」と呼びます。

今、世界の科学者の期待を集める先端加速器が「ILC-国際リニアコライダー」です。ILCは現在最も技術的に成熟した次世代の先端加速器計画であり、その最有力建設候補地は日本です。ILC計画の実現に日本が積極的にチャレンジすることは、科学と技術への挑戦意欲の回帰を促し、若者の夢と誇りを育むことは間違いありません。

 ILCは全長20kmに及ぶ地下トンネルに建設する新しいタイプの加速器です。ほぼ光速まで加速した高エネルギーの電子・陽電子ビームを正面衝突させ、ビッグバン直後の宇宙の状態を再現。発生する素粒子を測定・研究することによって「宇宙の創生と未来」「自然の最も基本的な摂理」「生命とは? 物質とは? 時間空間とは?」といった、人類が古代から抱く根源的な謎の解明に挑戦します。人類の宇宙の理解を大きく進め、これまでの宇宙の常識さえも変えてしまうかもしれません。

 また、先端加速器は、革新的な科学技術を創出して豊かな社会実現に貢献します。特に、ILC計画で開発される「超伝導加速技術」は多種多様な応用が期待されています。放射光利用施設や中性子利用施設の性能を飛躍させ、環境・エネルギー、医療など多分野における世界的な課題解決への新たな道を拓きます。

シンボルマークについて

 一般社団法人 先端加速器科学技術推進協議会(Advanced Accelerator Association Promoting Science & Technology)のAAAの3文字をロゴタイプとし、電子と陽電子のビームを入射、光の速度で加速し、中央で正面衝突する様子をボーダー等でデザインしました。またシンポジウムや講演会用には背景色に宇宙をイメージする紺色を使い制作しました。

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