ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2017年01月05日

地域振興に重要な年 知事年頭訓示 復興事業の先見据え

岩手日日新聞

2017年の仕事始めとなった4日、達増拓也知事は宮古市の宮古地区合同庁舎で年頭の訓示を行った。東日本大震災からの復興について「安全、暮らし、なりわいの各分野で復興事業の総仕上げから復興の先を見据えた地域振興に取り組んでいく重要な年」と決意を述べるとともに、岩手国体、全国障害者スポーツ大会後の文化、スポーツ振興に関する各種施策を積極的に展開する姿勢を示した。

沿岸被災地で達増知事が年頭訓示を行うのは6年連続で、宮古市内の仮設住宅に宿泊後、早朝には魚市場を視察した。

訓示では16年の国体、障害者スポーツ大会の成果を挙げ「名実ともに全国に認知された希望郷いわてとして、復興とふるさと振興を強力に推進する1年にしよう」と切り出した。

復興については災害公営住宅整備や被災者の心と体のケア、コミュニティーへの対応、なりわいの再生を進める一方、高田松原津波復興祈念公園や震災津波伝承施設の整備推進、地域資源を生かした三陸地域の総合的振興に取り組み、「三陸防災復興博」(仮称)の開催準備も始める方針を示した。文化、スポーツ振興では17年度の「文化スポーツ部」新設に合わせ、世界遺産の平泉の文化遺産、釜石市の橋野鉄鉱山などの理念普及、19年のラグビー・ワールドカップ釜石開催に向けた準備、20年の東京五輪・パラリンピックのキャンプ地誘致を進めるとした。

人口減少対策のふるさと振興では「働き方改革や若者の地元定着に向けた奨学金支援制度など産学官連携の取り組み、若者の出会い、結婚支援、子育て支援の充実、若者・女性の一層の活躍促進を図る」と述べるとともに、県オリジナル水稲品種「金色(こんじき)の風」のブランド化や国際リニアコライダー(ILC)建設実現を含めた科学技術振興にも取り組む姿勢を示した。

訓示後には16年の台風10号で被害が大きかった岩泉町や久慈市、野田村も訪れ、復旧の現状を視察した。