ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2016年07月09日

「岩手の未来楽しみ」 花巻・南城中でILCセミナー

岩手日日新聞

県南広域振興局のILCセミナーが7、8の両日、花巻市南城の南城中学校(牧野和男校長、生徒251人)で3年生105人を対象に行われ、生徒たちが北上山地(北上高地)が国内建設候補地となっている次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について関心を高めた。

県から委託を受けたNPO法人イーハトーブ宇宙実践センター(奥州市)の高梨拓さんと中東重雄さんが講師を務めた。ILCについて、電子と陽電子を光速に近い速度に加速して衝突させ、宇宙誕生直後の様子を再現できる実験装置と説明。「ILCは世界で一つしか造られない。北上山地に建設されれば、世界中から研究者などが年間1万人も来ると言われている」とし、「完成して研究が本格的になる頃、皆さんは30歳前後。東北にいながら異文化に触れられるし、教育効果も期待される」などと説いた。

生徒たちは、「難しかったが、ILCを造ると良い点がいっぱいあると分かった」「ILCができれば花巻が世界的に有名になる」「いろんな人がILCに関わって働けば岩手の未来が楽しみ」などと感想を述べていた。

同振興局管内では2016年度、中学校で出前授業を行うILCセミナーが、5月から11月まで5市町の6校で実施される。今後は11月14日に金ケ崎町、11月30日に平泉町で開かれる予定。