ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2016年05月16日

ILC理解度底上げ 県南局 小学校教諭対象、新たに勉強会

岩手日日新聞

県南広域振興局は、次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関する理解促進事業を2016年度も実施する。管内中学校への出前授業「ILCセミナー」や小学生向け絵画コンクールなどの継続に加え、新たに小学校教諭を対象としたILC勉強会を企画。次代を担う児童生徒をはじめ、県南地域住民への普及啓発を進める。

理解促進事業は、北上山地(北上高地)が国内建設候補地となっているILCについて、特に県南地域で建設の必要性や施設の重要性を啓発し、誘致実現に寄与していくことを目的に12年度から展開している。同振興局の地域経営推進費事業(県事業)として、今年度は320万5000円を配分した。

同振興局経営企画部によると、今年度の主要事業は8事業を予定。県南地域の中でもILCへの理解度で差が見られることから取り組みを強化する。

新規事業としては、管内小学校教諭対象のILC勉強会を夏ごろまでに1回程度実施。指導者側の理解習熟を進め、各校で独自の授業展開を期待する。併せて、授業用教材として子供向けのILC動画DVDを管内全ての小学校に配布する。

14年度に始めた中学生対象のILCセミナーは、今月27日~11月30日の期間に6校で予定。今年度は自治体独自で取り組んでいる一関、奥州両市を除く地域で予定しており、内容、講師派遣などはNPO法人イーハトーブ宇宙実践センターに委託する。

ILCをテーマとして管内と宮城県気仙沼市の小学生を対象に15年度、初開催した絵画コンクールは今年度も引き続き実施。昨年度は11月から今年1月までの期間に96点の応募があったが、今年度は周知期間を長く取り応募を増やそうと夏ごろの募集開始を計画している。作品は普及啓発物品などへのデザイン活用も見込む。

このほか、花巻市のいわて花巻空港ターミナルビル内には今年度も誘致実現を訴える電飾広告看板を掲示する。要請に応じて観光イベントなどでのPR活動、講演会への講師派遣も行う。同部では「理解促進を県南地域全体に図っていくため、できることを行っていきたい」としている。