ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2016年04月01日

多文化共生 支える一員目指す

胆江日日新聞

本年度の次世代グローバルリーダー事業「シップ・フォー・ワールド・ユース・リーダーズ」(内閣府主催)に本県から唯一参加した水沢区上姉体出身で宇都宮大学国際学部3年石川緋香里さん(20)は3月31日、市役所本庁に小沢昌記市長を訪ね、インドやスリランカなど異国で1カ月半にわたり、さまざまな交流を通じて学んだ経験を充実の表情で報告した。
(佐藤和人)

同事業は、世界各地から集まった青年とワークショップ開催などを通じて交流。国際化が進展する各分野で、リーダーシップを発揮できる人材の育成を目的に開催。日本のほか、オーストラリアやバーレーンなど10カ国から約240人が参加した。
中学や高校時代にも海外派遣でオーストリアなどの外国に訪れた石川さん。海外へ興味や憧れを抱くようになった。3月に県立大学盛岡短期大学部国際文化学科を卒業したが、国際的な視野を広げようと、4月から宇都宮大に3年次編入する。
今年1月28日に日本を船で出航。船の中でもセミナーがあり、会話は全て英語。「英語があまり得意ではなかった」という石川さんだが、「分からないから聞く。教えてもらう」を自らの強みと言い聞かせ、多国籍の参加者と積極的に交流を図った。石川さんは「どんな自分でも強みにできるんだ」と実感できたという。
訪れた2カ国では、ホームレス女性の社会復帰を支援する施設や軍人の精神的ケアを行う施設などを視察。現地では英語が伝わりづらいことも多く、ジェスチャーを交えたりゆっくり話したりして工夫して言葉の壁を乗り越えた。
1カ月半の長旅を終えた石川さん。小沢市長に旅の成果を報告した。小沢市長は「いろいろな文化を吸収して日本に多文化共生の考えを伝えてもらえたら。活躍を期待している」と激励した。
石川さんは将来、地方での多文化共生を実現できる仕事に就きたいと考えている。「短大では県内で多文化共生実現をテーマに卒論を執筆した。地方での多文化共生が必要になると考えており、いずれは国際リニアコライダー(ILC)推進など県内で国際的な分野に携わりたい」と意欲的だ。