ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年01月14日

ILC部品輸送「問題ない」 LCC幹部、一関など視察

岩手日報

国際リニアコライダー(ILC)計画を推進する研究者組織リニアコライダー・コラボレーション(LCC)の幹部は13日、一関市と気仙沼市を視察 した。港や道路など、ILCの部品を建設候補地の北上山地(北上高地)まで輸送する陸海のルートを確認。最高責任者のリン・エバンス氏(英国)は「問題は 見当たらない」との見解を示した。部品によっては本県の港湾の活用も期待される。

LCCから7人が参加。気仙沼港では、市職員から港の水深や陸揚げ設備、復興事業による周辺道路の整備計画などを聞いた。一関市まで延びる国道284号などもバスで視察した。

一関市内で記者会見したエバンス氏は「復興状況に感心した。全体として非常に良かった」と述べた。

LCCは、ILCの中心に設置される測定器の超電導コイル、加速器の冷却装置など精密機器や重量物について、気仙沼港などへの海上輸 送を想定。ただ、冷却装置は15~16メートルの大型コンテナとなり、同港では陸揚げできず、大船渡や釜石など本県の港湾も検討対象になるという。

夜は一関市内で歓迎行事が行われ、エバンス氏は「科学的側面から、北上山地が完璧な候補地なのは変わらない。日本政府が誘致判断を早期決定できるよう支援したい」と強調した。