ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年02月05日

教育、医療福祉、ILC―― 町政課題を鋭く指摘(金ケ崎町で中学生議会)

胆江日日新聞

金ケ崎町中学生議会は4日、町役場議場で行われた。町立金ケ崎中学校1、2年生18人が登壇。除雪対策や学校教育、医療福祉、国際リニアコライダー (ILC)誘致などに関する質問や提言を堂々と町当局にぶつけた。取り上げた内容の中には町全体に関わる課題もあり、生徒なりの視点で新たな対応を求め た。
(河東田ひかり)

4年目となる中学生議会は、町と町議会、町教育委員会が主催。議員を務める金ケ崎中生は、3人一組で質問する特別ルールが設定されている。傍聴席には約30人が集まり、緊張した面持ちで入場する生徒たちを温かい拍手で迎えた。
一般質問は震災対応や除雪対策、学校制度・教育、スクールバス運行、医療福祉、バリアフリー・ユニバーサルデザインの6項目。及川恵理さん(2年)は、土曜日の午前授業導入が「学力向上につながるので良い制度」と述べた。
新田章教育長は、教諭確保などの面から難しいとの見解を示し「文武両道を目指して頑張る生徒になってほしい。そのための環境整備に努めたい」と答えた。
森楓さん(1年)は、総合病院の建設を質問。高橋由一町長は、旧国保金ケ崎病院が入院施設を廃止した経緯に触れ「医師確保の見通しが立たず、現在いる医師の負担が増え、医療サービスの低下を招くことから建設計画はない」とした。
議長の金子瞬君(2年)は、国際リニアコライダー(ILC)に関連して「外国人観光客向けの案内板やアナウンスを検討してみてはどうか」と提案した。高橋 町長は「外国人訪問数の推移を見ながら、全町的な取り組みが必要な時がくると思う」と回答。外国人向けガイドなどが今後の課題とし「グローバル化が進む 中、歓迎の気持ちが伝わるおもてなしをしていきたい」と前向きにとらえた。
昨年も議員となり、2学期制から3学期制への移行を質問した副議長の斎藤優理さん(2年)。今回は町の教育姿勢を問い、新田教育長から「メリットを考え、3学期制に戻すことにした。可能性を発揮し、目標に向かって挑戦する人になって」との答弁を得た。
議会後「昨年は意見が通り、うれしかった。町の皆さんに感謝したい。今年はさらに緊張したが、教育長の言葉一つ一つに重みを感じ心に響いた」と感慨深げ。 「議会は、金ケ崎をより良くしていくためになくてはならないもの。すごくいい体験ができた」と充実の表情をみせていた。