ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

最新情報

2013年10月18日

ILC 北上山地「唯一の候補地」 国際組織幹部視察

河北新報

超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の研究者でつくる国際推進組織リニアコライダー・コラボレーション(LCC)の幹部6人が17日、国内 候補地に選ばれた岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地を視察した。最高責任者のリン・エバンス氏は奥州市で記者会見し、「北上山地は世界で唯一の候 補地だ」と明言した。
同氏は「日本の候補地決定を受け(LCCの)専門委員会で検討し、建設地に適しているとの結果が出た。現地を視察し、判断が正しいことを確信した」と説明した。
LCCは当初、他国の候補地と比較検討する方針を示していたが、同氏は「一つの候補地に絞り、関係者が連携していくことが重要だ」と述べた。その上で「(計画の推進に向け)日本政府がはっきり誘致の意思表明をすることが大切だ」と国に早期の決断を促した。
同席した達増拓也岩手県知事は、政府の意思決定について「大きな事業だけに一定の時間をかけることは必要だが、誘致が進むよう県として何でもしていく」と話した。
視察には、副ディレクターの村山斉東大カブリ数物連携宇宙研究機構長、物理・測量器部門ディレクターの山本均東北大大学院理学研究科教授らが同行した。
電子と陽電子を光速で衝突させる地点の候補地となる一関市大東町大原を訪れたほか、奥州市江刺区の伊手地区センターでは地質調査結果の説明を受けた。