ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

最新情報

2013年10月16日

ILC計画の意義を議論 東大でシンポ

河北新報

 超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」計画の国際推進組織リニアコライダー・コラボレーションは15日、「宇宙の謎に迫れるか! ILC計画」と題したシンポジウムを東大で開いた。
ことしのノーベル物理学賞を、ヒッグス粒子理論を提唱した英エディンバラ大のピーター・ヒッグス名誉教授らが受賞したことからILC計画への関心は高く、素粒子物理学などを学ぶ学生ら約250人が聴講した。
パネル討論には、リニアコライダー・コラボレーションの最高責任者リン・エバンス氏や宇宙飛行士の山崎直子氏ら5人が参加。ILC計画の意義や課題、波及効果について意見を交わした。
エバンス氏は国内研究者組織が岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地を候補地に選んだことを受け「日本が建設に向けて指導的な役割を果たしてほしい」と要望。山崎氏は「ILC計画は経済や外交などさまざまな分野の可能性を広げる」と述べた。
シンポジウムではまた、仙台二高2年の山中美慧さん(17)が意見発表し、「ILC計画は被災地の復興のシンボルになる。私自身も何らかの形でILCに関わっていきたい」と語った。