ILC誘致、復興の象徴に 盛岡で推進協講演会

2012年7月19日

河北新報

国際プロジェクトで建設する超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の岩手県南部、北上山地への誘致を目指し、県内の経済団体などでつくる推進協議会は18日、盛岡市で講演会を開いた。
高エネルギー加速器研究機構の吉岡正和名誉教授が、欧州合同原子核研究所(スイス)の大型加速器「LHC」を例に、「(後継加速器の)ILCは子や孫の時代になっても世界の最先端科学を担うだろう。復興や新たな価値創造のシンボルになる」と訴えた。
県政策推進室の大平尚首席ILC推進監は、東北ILC推進協議会が今月まとめた東北への誘致ビジョンを説明。「想定される北上山地の建設地は沿岸被災地にも近く、復興や雇用に大いに役立つ」と強調した。
講演会には約350人が参加した。世界に1カ所だけ建設されるILCをめぐっては、欧州や米国のほか、国内では九州が脊振山地への誘致に乗り出している。河北新報サイト