ILCとは

国際リニアコライダー(InternationalLinearCollider:ILC)は、国際協力によって設計開発が推進されている次世代の直線型衝突加速器です。電子とその反粒子である陽電子の素粒子を、電気や磁気の力で光速近くまで加速して超高エネルギーで正面衝突させる実験を行います。ILCによって、宇宙の始まりである「ビッグバン」から1兆分の1秒後の状態を、人為的に再現することで、未知なる素粒子を探索し宇宙誕生の謎を探求します。

1993年の国際将来加速器委員会(ICFA)による推進決定を受けて、ILC計画は欧州・北米・アジアの研究者を中心とした国際共同チームにより研究が進められてきました。日本の素粒子物理学コミュニティはこの世界に唯一のILCを日本に建設する準備を進め、2013年以降、世界の研究者からも日本におけるILC計画実現は熱望されている状況にあります。

世界の素粒子物理学における”国際プロジェクト”としてILCが完成すると、世界中から多くの研究者や技術者が集い、学び、働く、国際研究都市が日本に生まれ、科学界において世界をリードする日本になることが期待されます。