2010年7月29日(木)

日本におけるILC土木・施設設計検討に関する国際レビュー委員会の報告
(ILC NewsLine 2010年7月8日号より)


 去る2010年6月1~2日に高エネルギー加速器研究機構(KEK)で開催された、日本におけるILC土木・ 施設設計検討に関する国際レビュー委員会の最終的な評価報告書が、KEKリニアコライダー計画推進室長の 山口誠哉氏及び一般施設研究(GDE/CFS)担当の国際共同設計チーム(GDE)プロジェクトマネージャの Marc Ross氏に提出された。


 委員会は、KEKリニアコライダー-一般施設とサイト検討グループ並びに先端加速器科学技術推進協議会 (AAA)の技術部会・施設ワーキンググループが取り纏め、今年3月に発表した『土木ワークパッケージ2009 成果報告書 日本版 山岳地帯シングルトンネル案の検討』をもとにした概念設計研究のレビューを行い、 設計の整合性をGDE/CFS設計指標と照らし合わせた。また、日本の会計年度2010年に実行される一般施設設計 ワークパッケージ計画の検討も行った委員会は、次のように結語している。


 「AAAとともにKEKリニアコライダー-一般施設とサイト検討グループにより行われた概念設計研究は 詳細にわたって記述され、有益なものであった。これら2グループの連携は、アジア地域のCF活動や一般的な GDEのCF活動に非常に肯定的な影響を与えた。いろいろな発表で述べられた設計研究は、SB2009/TDP-2の 設計指標に一致していると考えられる。すべき仕事はまだたくさんあるが、2012年までの計画的な仕事の 概略はすでに完成した。この仕事に敬意を表したいと思う」


 レビューでセクレタリーをつとめたKEK/ILC-GDEの山本明氏は、「このレビューの実現に関わった、 レビュー委員会、発表者、そして特にAAAと日本土木学会のみなさんに感謝します。この報告書の存在により、 KEKはアジアのCFS設計活動におけるより徹底した詳細技術研究を進展させることができるのです。」と 謝辞を述べている。



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