2009年11月24日

陽子衝突実験を開始=質量の解明に挑む-欧州原子核研

 

欧州合同原子核研究所(CERN)は23日、地下に設置した円形トンネルの大型ハドロン衝突型加速器(LHC)での陽子の衝突実験を開始したと発表した。LHCの実験は昨年9月に陽子を周回させることに成功したが、10日後に電気系統の障害で中断。今月20日にようやく、陽子を時計回りと反時計周りの双方向に同時に周回させる実験の再開にこぎつけた。
LHCの実験では、物質に質量をもたらす謎を解明するカギとなる「ヒッグス粒子」や、宇宙の2割を占める正体不明の暗黒物質の有力候補である「超対称性粒子」の発見が期待されている。CERNは今後、陽子の衝突エネルギーを徐々に高め、実験を本格化させる方針だ。


jiji.com (時事通信社) 2009年11月24日
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