第3回 先端加速器科学技術推進シンポジウム in 広島

 

人類は、宇宙を観測し、宇宙へ行き、そして「加速器」により宇宙の初期状態を再現することで、宇宙創成・進化・終焉の謎に挑んできました。日本は、いずれの分野でも世界最先端の科学技術を駆使して貢献しています。本シンポジウムでは、「宇宙」をキーワードとする基礎科学研究における日本の取組みと将来の展望を紹介し、今後日本が果たすべき役割と意義について理解を深めました。

 

日 時=平成21年7月4日(土)13:30~16:30(13:00開場)
会 場=広島国際会議場 国際会議ホール「ヒマワリ」
広島市中区中島町1番5号 平和記念公園内

 

プログラム
1 開 会
2 主催者挨拶
3 講 演
 『最先端の科学の力で挑む、宇宙の謎』
   東京大学 数物連携宇宙研究機構 副機構長 相原博昭
 『すばる望遠鏡が解き明かす宇宙』
   国立天文台 教授 家正則
 『世界初への挑戦 小惑星探査機「はやぶさ」の旅』
   宇宙航空研究開発機構 准教授 安部正真
 『ビッグバンを再現する究極の加速器』
   高エネルギー加速器研究機構 教授 吉岡正和
4 パネルディスカッション:『宇宙はどこまで解明できるのか』
   モデレーター 多摩六都科学館 館長 高柳雄一
5 総括質疑 
6 閉 会

 

 

  • 浅原学長

    広島大学
  • 相原教授

    東京大学

     

  • 家 教授

    国立天文台
  • 安部准教授

    JAXA

     

  • 吉岡教授

    KEK
  • 高柳館長

    多摩六都科学館

     

開会挨拶で、広島大学の浅原利正学長は、「加速器は社会に浸透しており、社会を豊かにする技術」とし、今回のシンポジウムについて「研究の魅力を少しでも多くの人と共有できれば大きな成果」と述べました。

シンポジウムでは、東京大学数物連携宇宙機構の相原博昭教授の基調講演に続き、国立天文台の家正則教授の「すばる望遠鏡」で観察した地球から一番遠い銀河についてなどの紹介、宇宙航空研究開発機構の安部正真教授の「小惑星探査機はやぶさ」、高エネルギー加速器研究機構吉岡教授の「リニアコライダー加速器について」の講演がありました。

後半は、高柳雄一多摩六都科学館長をモデレータに迎え、4名の講演者と広島大学の高橋徹准教授によるパネルディスカッションが行われました。約200 名の参加者のうち、2 割が小学生から大学生までの青少年であり、休憩時間に配布した「質問票」には、非常に興味深い質問が数多く寄せられました。パネルディスカッションは、これらの質問に回答する形で進行されましたが、あまりにも多くの質問があったため、当日回答できないものも多く、シンポジウム終了後に、協議会ホームページ上で回答することとなりました。出席者の中には、進学先選定の参考にするために参加したという方もあり、「大きな宇宙から小さな素粒子まで繋がっているという考えにとても興味がわきました。日本の研究者の皆さんの素晴らしい研究を知ることができて尊敬できたし、進路選択の幅が大きく広がりました。」という非常に嬉しい感想も寄せられました。