第2回 先端加速器科学技術推進シンポジウム in 東北

 

人類は、宇宙を観測し、宇宙へ行き、そして「加速器」により宇宙の初期状態を再現することで、宇宙創成・進化・終焉の謎に挑んできました。日本は、いずれの分野でも世界最先端の科学技術を駆使して貢献しています。本シンポジウムでは、「宇宙」をキーワードとする基礎科学研究における日本の取組みと将来の展望を紹介し、今後日本が果たすべき役割と意義について理解を深めました。

 

日 時=平成21年6月2日(火)13:00~16:30(12:30開場)
会 場=東北大学 「片平さくらホール」 (仙台市青葉区片平二丁目1番一号)

 

プログラム
1 開 会
2 主催者挨拶
3 講  演
 『最先端の科学の力で挑む、宇宙の謎』
   東京大学 数物連携宇宙研究機構長 村山斉
 『すばる望遠鏡が解き明かす宇宙』
   国立天文台 光赤外研究部 教授 有本信雄
 『世界初への挑戦 小惑星探査機「はやぶさ」の旅』
   宇宙航空研究開発機構 准教授 岡田達明
 『ビッグバンを再現する究極の加速器』
   高エネルギー加速器研究機構 教授 吉岡正和
4 パネルディスカッション:『宇宙はどこまで解明できるのか』
   モデレーター 多摩六都科学館 館長 高柳雄一
5 総括質疑 
6 閉 会

 

東北6 県と地元の大学、経済界が連携して「リニアコライダー」を初めとした先端加速器に関する勉強会を行っている東北加速器基礎科学研究会との共催で、「先端加速器科学技術」に関する理解を深めるためのシンポジウムを開催しました。

 

 

 

 

講演者 (左から)
多摩六都科学館 高柳館長、
東北大学 山本教授、
国立天文台 有本教授、
高エネルギー加速器研究機構 吉岡教授、
宇宙航空研究開発機構 岡田准教授、
東京大学数物連携宇宙研究機構 村山機構長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

村山斉 東京大学数物連携宇宙研究機構長による基調講演の後、国立天文台の有本信雄教授が、今年10 周年を迎えた高性能望遠鏡「すばる」による宇宙観察について、宇宙航空研究開発機構の岡田達明准教授が、地球から約20億km 離れた小惑星イトカワから試料を採取し、地球へ戻る旅の途中である探査機「はやぶさ」のミッションについて、高エネルギー加速器研究機構の吉岡正和教授が、加速器の歴史と日本の実力、そしてILC計画とその波及効果について講演を行いました。
後半は、高柳雄一多摩六都科学館長をモデレータとして、4 名の講演者と東北大学の山本均教授によるパネルディスカッションが行われました。それぞれの研究分野の「日本の貢献」についての議論で高柳氏は、「知的好奇心から始まった科学が、一方でいろいろなものをもたらしてきた」と述べるとともに、議論をとおし、「国際研究所が日本に建設されることで国民が得るものは多い」とまとめました。