ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2018年09月20日

絶望の未来を回避するために

三橋貴明ブログ

日本学術会議が、ILC(国際リニアコライダー)の建設について、
「建設には多くの課題がある」
との見解で一致したとのことで、日本の未来が「絶望」に近づいてきました。

『次世代加速器 ILC早期建設は困難 学術会議の検討会

https://mainichi.jp/articles/20180919/k00/00m/040/063000c

研究者や地元経済界が岩手県と宮城県にまたがる北上山地に誘致している次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、日本学術会議の検討会は18日、建設には多くの課題があるとの見解で一致した。推進側が目指すILCの早期建設は難しい情勢になった。
ILCは、質量の起源である素粒子「ヒッグス粒子」を調べて宇宙の謎に迫るとされるが、建設費は8000億円に上る。推進側は年内に結論を出すよう求めており、文部科学省が計画の妥当性を検討するよう日本学術会議に依頼していた。(後略)』

学術会議では、
「素粒子物理学の最重要課題といえるか」
「建設費が巨額で他分野の支持や理解が得られていない」
といった「反対意見」が出ているようですが、そもそも「最重要課題」など事前に決定できるはずがありません。

そんなことができるのは神様だけです。学術会議は「言いがかり」をつけているだけなのです。

事前に「どれが最も重要か」がわかるならば、この世から倒産企業はなくなるでしょう。何しろ、事前にどこに投資すれば儲かるのか「100%分かる」という話になってしまうのです。

技術開発にせよ、投資にせよ、一定のリスクを負いつつも「やる」しかないのです。結果的に、失敗するかも知れません。とはいえ、成功するかも知れません。

未来は常に不確実です。

それでも、より良い未来を求めて「今」投資する。ケインズの言う「アニマル・スピリッツ」が日本から失われ、我が国の衰退が始まった。

学術会議の意見は、まさに現在の日本の衰退の象徴なのです。
もちろん、民間企業がデフレ期にアニマル・スピリッツを発揮するのは困難ですが、ILCは「政府」の話です。通貨発行権を持ち、最もリスクを採れる政府までもがアニマル・スピリッツを失った。これが日本国衰退の主因なのです。

相変わらず「建設費が巨額」などと、財政の話を持ち出してくる。我が国に財政問題がないにも関わらず、財政が理由でILC誘致が進まない。

結局、緊縮財政路線により日本国が滅ぼされている一つの局面が、ILC問題なのでしょう。

また、ILC建設による経済効果については、
「算定が荒っぽく、議論がゆがめられている」
と、実に抽象的で「荒っぽい」反論が出ているとのことです。「荒っぽい」だの「歪められている」だの、抽象用語を並べ立て、データを否定する。

これまた「言いがかり」です。

まさに、日本のマスコミのやり方そのものです。学術会議の学者たちにせよ、「言葉の定義をする」「データで語る」「比較する」といった情報リテラシーをまるで持ち合わせていないことがわかります。

このままでは、普通にILC建設は否定され、我が国の衰退は「決定」するでしょう。

もっとも、ILC誘致については、別に学術会議が最終決定権を持っているわけではありません。決定するのは「政府」です。

絶望の未来を回避するためにも、皆様、是非とも「ILC」について声を上げて下さいませ。

ILCが何か知らない方々には、以下の動画をご紹介下さいませ。

【Front Japan 桜】日本の運命を決める国際リニアコライダー(ILC)~岩手現地レポート編(他)

https://youtu.be/m_lQlSMhgLo

【Front Japan 桜】緊急現場レポート!人類の運命を左右するILC(国際リニアコライダー)誘致実現なるか?!(他)

https://youtu.be/jDTVs9WCTNc

【ILC誘致】超技術革命で世界最強となる日本!国際リニアコライダー編[桜H27/7/28]

https://youtu.be/FPoFGGfT8SU