ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2017年05月12日

ドイツのILC研究者が来県/岩手

ibc 岩手放送

宇宙誕生の謎に迫る国際的な実験施設、ILC=国際リニアコライダーの建設候補地を視察しようと12日、ドイツの研究者が県内を訪れました。
視察に訪れたのはドイツの素粒子物理研究所「DESY」の研究者で、ILCの設計に携わるクラウス・シンラム博士と、素粒子研究を行うトーマス・シューネル・サデニアス博士です。2人は盛岡市北飯岡の県工業技術センターで、岩手が持つ半導体などの先端技術や、南部鉄器や漆器といった伝統工芸の技術について理解を深めました。職員の説明に耳を傾けた2人は、中小企業と共に技術開発や研究を進めるセンタ―の役割を高く評価しました。

(クラウス博士)
「ほぼ100%、ILCに結びつくと思う」

(トーマス博士)
「ここで取り組んでいる分野の幅広さがすごいと思いました。ILCに向けて研究を進める中で、ここはとてもいいベースになるのでは」

視察に同行した岩手大学の吉岡正和客員教授も手ごたえを感じています。

(吉岡正和岩手大学客員教授)
「ここでいいものは作れるということを証明したなら、自動的に世界中に広まる効果がある。これから先の日本は、国際マーケットを相手にしていかないといけないので、そういった意味でのセンターの役割は重要」

ILCが建設されれば県内には、外国人研究者とその家族、合わせておよそ3000人が移住すると見込まれています。県は岩手のモノづくりをアピールするとともに、外国人研究者の様々なニーズを把握するため、今後も海外から研究者を招いて意見を聴くことにしています。