ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2016年06月14日

<ILC>政府決定へ正念場 準備室設置

河北新報

超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致を目指す東北ILC推進協議会は14日、仙台市内で総会を開いた。政府が岩手県南と宮城県北にまたがる北上山地への誘致の可否を判断する2017年度末に向けて、地域の受け入れ態勢構築に取り組む「東北ILC準備室」を同日付で設置した。
準備室は「広報」「地域受け入れ体制」「産業化」「技術」の4部会を置き、住環境整備や地元企業の参入支援などに産学官で取り組む「地域広域基本計画」を策定する。
岩手、宮城両県、東北大、東北経済連合会などの15人で構成し、室長に鈴木厚人岩手県立大学長、フェローに東大素粒子物理国際センターの山下了特任教授が就任した。
総会には約130人が出席。協議会代表の里見進東北大総長は「政府決定に向け、これからが正念場。誘致推進の司令塔として役割を果たす」と強調した。
総額約3000万円の16年度予算と、政府への要望活動強化などを盛り込んだ事業計画を承認。海外への情報発信、資金分担などの国際調整を進めるよう政府に求める決議を採択した。
役員人事では、鈴木学長を新たに理事に選出。新設の参与に盛岡、一関、奥州、気仙沼の4市長が就いた。総会後に山下特任教授が講演し、ILC計画の現状を報告した。