ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2016年03月20日

多言語標記 重要性に共通認識

胆江日日新聞

小沢昌記・奥州市長と外国人市民らが膝を交えて意見を交わす「市タウンミーティング」(市国際交流協会主催)は19日、水沢区横町のメイプル地階市民活動支援センターで開かれた。「奥州市の多言語標記」をテーマに、公共施設や道路などの案内表示が外国人市民にも分かりやすくなるよう意見を交わした。
タウンミーティングは、行政と外国人市民のネットワーク形成や多文化共生を醸成するのが狙い。国際リニアコライダー(ILC)誘致実現も視野に入れている。
本年度は、アジアや欧米の7カ国の出身者15人と、小沢市長や市協働まちづくり部の藤原佐和子部長ら市関係者9人が参加。3グループに分かれ、市内で案内表示が多言語になると暮らしやすくなる施設や場所を洗い出した。
参加者たちが意見を出した多言語標記を増やしてほしい場所は▽病院の案内▽幼稚園や保育園の入園案内▽ごみの分別方法――など。病院の受け付けで母国語や英語が通じない上、案内を見ても日本語しか書いていないため受診先が分からず困った経験をした外国人市民が多いという。
外国人市民の意見を受け、小沢市長は「公で行うべきことと民間でやるべきことを区別しなければならず課題も多いが、施設や看板、道路などの多言語化を進めていかなければ」と話した。また、「職員対象の英語や中国語教室を市が主催し、希望があれば一般市民でも受けられるような場を設け、多言語化を促進していきたい」と述べた。
水沢区真城のアルバイト稲葉慧慈さん(33)=台湾出身=は「病院やスーパーなどで日本語の案内や表示が分からず困ったことが多い。小沢市長に直接要望を言えるチャンスはなかなか少ないのでいい機会になった」と笑顔で話した。