ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年06月09日

ILCに県内技術を 盛岡 加速器関連 産学官で研究会設立

岩手日日新聞

国際リニアコライダー(ILC)の北上山地(北上高地)誘致実現に向けて、「いわて加速器関連産業研究会」が8日、設立した。産学官で交流・連携 の場を創出し、特に県内企業の技術力向上や加速器関連産業の参入に伴う取引機会を拡大させるなどの狙いで、設立時42社の企業が会員となった。

設立総会は同日、盛岡市のホテルで開かれ、産学官の関係者ら約140人が出席した。ILC実現をにらんだ本県加速器産業の集積を図る目的や役員構成、部会設置などを盛り込んだ規約を承認し、正式に発足した。

会長には藤代博之岩手大工学部副学部長が就任し、「関係機関と連携し情報共有しながら、研究会の取り組みを進めていきたい」と抱負を語った。幹事 には菊地正NECネットワークプロダクツ一関工場生産推進部シニアマネージャー、成田晋也岩手大工学部教授、千葉実県立大特任准教授、佐々木淳県政策地域 部科学ILC推進室長の4人を産学官から選出した。

2015年度事業計画ではILC誘致が正式決定前でも、入札・取引案件の情報収集や茨城県つくば市にある高エネルギー加速器研究機構(KEK)が発注する試作・開発案件への対応などを積極的に行うことが重要とし、KEK施設を中心にした視察やセミナー開催などを決めた。

また、研究会事務局を務めるいわて産業振興センターは企業参入の促進に向けて、コーディネーターを配置して県内企業の取引支援などに努めることとした。

設立時は会員企業42、一関市や奥州市などの行政4、商工会議所などの団体5、一関工業高等専門学校などの教育機関3の合計54会員でスタートした。

総会後はILCを核とした産業集積拠点の形成を目指すためのセミナーも開かれ、東経連ビジネスセンターの西山英作センター長と高エネルギー加速器研究機構の吉岡正和名誉教授が講演した。