ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年06月07日

<ILC>検出器技術の可能性を紹介 仙台で講演会

河北新報

北上山地が建設候補地になっている超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関する講演会が6日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台であった。電 子と陽電子の衝突で発生する「ヒッグス粒子」といった素粒子を精密に測定する3次元半導体検出器などについて、第一線の研究者が報告した。
東北大大学院理学研究科の山本均教授はILCの役割を説明。質量の起源とされるヒッグス粒子や未解明の暗黒物質を挙げ「従来の加速器では見えない現象を解明できる可能性がある」と述べた。
高エネルギー加速器研究機構(茨城県つくば市)の新井康夫教授は、素粒子の種類、動きを立体的にデータ化する検出器技術が医療や産業などに応用されること を強調した。検出器の活用では、ブラックホールから放出されるエックス線を測定して宇宙の謎に迫る研究を、京大大学院理学研究科の鶴剛教授が紹介した。
東北大大学院理学研究科素粒子実験グループなどの主催で、学生や市民ら約120人が参加した。