ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年05月08日

ILC誘致、米側反応に好感触 議連訪米団参加の鈴木県立大学長 

岩手日報

本県の北上山地(北上高地)が建設候補地となっている国際リニアコライダー(ILC)計画の日本誘致に向け、超党派のリニアコライダー国際研究所建 設推進議員連盟(会長・河村建夫衆院議員)の訪米団は4月26日~5月1日の日程でワシントンなどを訪れ、米国議員に日本側の考え方を伝えた。昨年に続き 訪米団に加わった鈴木厚人県立大学長によると、米側の感触は良くなっているという。一方、中国が今夏にも加速器に関する概算要求を予定していることから、 その前に「日米科学・技術協力推進議連」を創設することで、政府間協議推進の後押しを期待する。鈴木学長に7日、成果と今後の展望を聞いた。(聞き手は報道部・鹿糠敏和)

-ILC実現へ「日米科学・技術協力推進議連」が設立される見通しだ。

「(米ハドソン研究所で行われた)円卓会議で、ILC実現のための共同推進、日米を包括する科学・技術協力の推進を目指す『日米議連』を夏ごろ創設することを提案し、米側も賛同した。ILCの政府間協議の促進を支援するため行動するものだ」

-昨年も渡米し、米国の議員と会っているが、その時と比べて感触はどうだったか。

「昨年は『これから進めよう』という感じだったが、今回は『機は熟した』という感触。米国は議会が予算を動かすが、科学技術に力を持つ議員と話す ことができた。参加希望国の研究所が分室を設置する『多国籍研究コンソーシアム』や物資調達、人的資源などの運営方式といった日本の考え方と意気込みを示 した」

-米エネルギー省の諮問委は昨年、ILCの物理的意義を認め「何らかの支援をする」と報告している。

「今の状況ならばILCを推していくという結論は変わっていない。米国の議員も尊重すると話した。ただし、見直しも行うため、日米で進まなければ米国が予算を削ることもあり得る。研究者間では変わりなく、日本へのILC設置を歓迎し、応援するということだ」