ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年04月16日

国への要請活動柱に 県議会 ILC議連今年度事業

岩手日日新聞

まちづくりビジョンも

次世代大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の誘致に向けた県議会国際リニアコライダー(ILC)建設実現議員連盟の総会は15日開か れ、国への要請活動などを盛り込んだ2015年度事業計画を決めた。県側から庁内に設置した実務者レベルのワーキンググループ(WG)の検討状況が報告さ れ、15年度は特にまちづくりのビジョン・方向性について議論を深めていくことが示された。

事業計画では文部科学省やILC国際研究所建設推進議員連盟に対する要請活動を実施するほか、北海道・東北6県議会議長会による要請活動を働き掛けていく。

WGの検討状況では▽産業振興▽まちづくり・インフラ▽子弟の教育▽医療-各分野に関する14年度の取り組み結果と15年度の方針が紹介された。 産業振興では今後、ILC関連技術の研究開発などを行う県外企業・機関の立地支援などを検討。まちづくり・インフラでは沿岸からの建設候補地までの物流 ルートの支障箇所の検証などを行ってきたが、15年度はまちづくりのビジョン・方向性について関係機関などと情報共有を図っていく。教育ではインターナ ショナルスクールの検討の中で、特に本県に設置する場合の運営方法などを詰めるほか、医療では医療通訳派遣システムの検討を進める。

総会では岩手大工学部教授の成田晋也氏による「ILCに関する最近の動向と岩手大の取り組み」と題した講演も行われた。成田氏はILC実現に向け た地域の取り組みとして、地域と研究所の融合や産学官の新しいネットワーク構築などILCを中心とした学術拠点の形成の必要性を強調。「アイデアを出して 新しい岩手を考える大事な時期」としてまちづくりに関する議論を深めていくことを提案した。

同議連は13年3月に「東北誘致議連」として議員全員が参加して発足したが、本県が建設候補地に選ばれたことを受け、14年2月に「建設実現議連」と名称変更した。