ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年04月19日

盛岡広域の経済効果276億円 ILC誘致、市が試算

岩手日報

盛岡市は、本県の北上山地(北上高地)が建設候補地になっている国際リニアコライダー(ILC)誘致による盛岡広域8市町の経済波及効果が276 億円に上るとの調査結果をまとめた。2100人の雇用創出や企業立地、外国人受け入れによる消費増加も見込む。市は本年度、国際化推進に向けたまちづくり の方向性を示す計画を策定する方針で、調査結果を基に誘致活動を活発化させる。

調査は、市が野村総合研究所・福山コンサルタント共同企業体(東京都)に委託し、昨年7月から今年3月までILC誘致による盛岡広域圏の影響を調べた。委託費は約600万円。

経済波及効果は建設段階10年、運用段階10年の計20年間について試算。実験施設や住宅の建設、研究者やコンベンション参加者の消費・支出も踏 まえた全国的な最終需要額は1兆4600億円とし、生産誘発額を3兆2500億円と見込んだ。これを基に、盛岡広域ではILC建設による直接効果が175 億円、圏内産業への影響や雇用者所得の増加分の一部が新たな消費を生むなどの間接効果が101億円の計276億円と推計した。

雇用創出効果は国内全体が17万7千人、盛岡広域は2100人とはじき出した。加速器関連企業のほか、ベンチャー企業の新規立地も想定され、新材 料の開発、農業・医療分野での技術革新が期待されるとした。外国人研究者や家族の受け入れから、外国人入り込み者数は県全体で年間5万2500人、盛岡広 域で2万6千人増え、消費が県全体で年間約20億円、盛岡広域は10億円増加すると見込む。