ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

最新情報

2015年04月25日

ILC理解 説明が肝要 素粒子研究施設広報担当者

岩手日日新聞

サポート委と意見交換

大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)関連の視察で、24日に奥州市などを訪れた世界素粒子物理研究施設の広報担当者は、ILCの北上山地 (北上高地)への建設実現を見据えて外国人が暮らしやすいまちづくりを推進する「ILCサポート委員会」(ビル・ルイス委員長、委員18人)と意見交換を 行った。

動画サイトなどを利用してILCの情報を発信している同委員会の活動を知った広報担当者の要望で実現した。

意見交換会は同市水沢区星ガ丘町の奥州宇宙遊学館で開かれ、委員会からルイス委員長(奥州市)とペルリタ・遠藤副委員長(同)、ディーン・ルツ ラーさん(盛岡市)ら県内在住の外国人と事務局の奥州市国際交流協会関係者ら10人が出席。素粒子物理研究施設の広報担当者は日本を含む7カ国の10人が 参加した。

情報発信の効果的な方法についてアドバイスを求められた欧州合同原子核研究所(CERN)のステファニー・ヒルズさん(英国)は、同協会が市内の 高校生に行ったILCに関するアンケート結果を踏まえ、「ILCが分からない人も多く、不安や心配も書かれている。不安を取り除くためにはサポート委員会 や行政が分かりやすく説明する必要がある。冷静に説明することが大事」と語った。

カナダ・トライアンフ研究所のメリッサ・バルックさんは、講演などのアウトリーチ活動のプログラムの一つとして住民を研究所内の美術館に招待して いることを紹介。「住民と情報交換しながら美術作品を作り、それを老人ホームにプレゼントしている。研究所がどんな場所なのか理解してもらうことが大事。 また実験内容に不安がある人に分かりやすく説明できる人がいることが重要だ」と語った。

意見交換を終えてルイス委員長は「初めて意見交換の場を設けてもらい感謝したい。ILCの誘致が実現されるよう、これからの活動をしていきたい」と話していた。