ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2015年01月14日

大型放射光施設誘致 村井知事、仏先進地視察へ

河北新報

村井嘉浩知事は13日、原子レベルで物質の構造を解析する大型放射光施設の誘致実現に向け、先進地のフランス南東部グルノーブルを視察する予定を明らかにした。
村井知事は、大型放射光施設の県内誘致を2015年度の地方創生の主要事業に位置付け、国に働き掛けを強める方針。
13日の定例記者会見で村井知事は「商品開発まで見越した産業化のモデルを実際に確かめ、具体的なイメージをつかみたい」と述べた。視察は春から夏にかけて、約10日間で日程調整している。
県によると、グルノーブルは世界三大放射光施設の一つに数えられる欧州シンクロトロン放射光研究所(ESRF)を中核とし、各国メーカーなどの研究開発拠点が進出している。
「巨大な顕微鏡」に例えられる大型放射光施設は医薬や素材、エレクトロニクスなど幅広い分野での商品開発が期待される。東北の7国立大が施設建設構想を発表し、6県などによる官民の支援組織が機運の醸成を図っている。
村井知事はグルノーブル視察の日程中に、併せてスイスの欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)を視察する意向も示した。岩手県南と宮城県北にまたがる北上山地が候補地の超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の建設推進につなげる考え。