ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年05月09日

県、PRへ動画作成 海外、小学生向けに発信

岩手日日新聞

次世代の大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」や国内建設候補地に決まった本県を広く知ってもらおうと、県は新たに海外向けと小学生向けの動画 を作成、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。海外向けは建設候補地周辺の観光や生活環境など、小学生向けはILC計画を紹介 しており、理解普及と機運醸成を図る。

県はILCの建設実現に向け、2014年度に新組織の科学ILC推進室を設置。国への働き掛けを強める一方、普 及促進に力を入れることにしており、動画はこの一環で作成された。民間組織の県国際リニアコライダー推進協議会がILCを紹介する動画、DVDを作った経 緯はあるが、県としては初めてとなる。

海外向けは、ILCに携わるであろう研究者をターゲットにしており、「クール キタカミ」として▽観光・文化▽生活▽未来▽ILC-の各編5分ずつ作成 された。日本語だけでなく英語、中国語、フランス語の4カ国版が用意され、観光・文化編では世界遺産の平泉町の中尊寺や毛越寺など、生活編では近隣の商圏 や教育環境などを紹介。未来編では東日本大震災から復興に向かう本県の姿を示している。

一方、小学生向けはILCが実際に建設されるであろう時期を一線の研究者として迎える世代を狙いに、ILCや科学分野への関心を深めてもらうため、「宇 宙誕生のひみつを追え」と題して完全版24分、ダイジェスト版5分で構成。ILC計画や、万物に質量を与えるとされるヒッグス粒子などについても分かりや すく解説している。

動画はDVDにしてそれぞれ国内の研究関係者や県内全小学校に配布。研究者からは「岩手の良さが伝わる」などと早くも反応があるという。

動画はユーチューブの県公式チャンネルのほか、県のホームページのILC関連ページでも閲覧できる。県科学ILC推進室では「動画を通じて県民にILCに興味を持ってもらいたい」としている。