ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年04月25日

実現に向け意見交換 奥州商議所ILC推進委

岩手日日新聞

奥州商工会議所の国際リニアコライダー(ILC)推進委員会(委員長・千葉龍二郎会頭、委員26人)は24日、奥州市水沢区東町の同商議所で開かれた。 オブザーバーの同市政策企画課ILC推進室から及川健室長を講師に迎えて同市の取り組みや今後の進め方を聞いたほか、建設実現に向けて奥州商議所として取 り組むことなどについて委員と意見交換した。

 同日は委員ら20人が出席。及川室長が、北上山地(北上高地)が2013年8月に国内建設候補地に決まって以降 のILC関連の動きや、東北ILC推進協議会、高エネルギー加速器研究機構(KEK)、奥州と一関、気仙沼3市などの14年度の取り組みを交えて紹介し た。奥州市では市内中学校12校で実施するILC出前授業を5月中旬から始めることを説明した。

委員との意見交換では、ILC建設実現の度合いや、奥州市のILC建設を見据えたまちづくりの進め方、商議所として必要な取り組むべきことなどを聞いた ほか、アドバイスを求めた。及川室長は「昨年10月にILC計画の国際推進組織リニアコライダー・コラボレーションが北上山地に限ってILCの設計をして いると語ったことから、世界からは日本に建設してほしいという要望もある。2、3年後の日本の動き次第で決まるものと思う。はっきりとは言えないが相当の 確率で日本でするものと思う」「ILC建設には加速器技術の専門分野以外に、それぞれの得意分野で関わりを持つ幅広い活動が必要になる。大きなプロジェク トを進めるためには企業が参入しやすいようなネットワークづくりも必要になるだろう」などと語った。

委員からは外国人研究者らが暮らす住居地の構想についての質問があり、及川室長は「ILC衝突地点の研究施設には毎日通う人が少ないが、メーンキャンパ スには大勢の人が通うことになる。そのためメーンキャンパスは利便性の高い場所に建設されると思う。それに伴って居住地も近い場所になるのではないか」な どと答えた。

同推進委は、ILC早期実現に向けての調査・研究、実現時の外国人研究者の受け入れなど地元経済界として必要な取り組みを行うため、今年2月に発足。同日が2回目の会合となった。今後も同市ほか関係機関から情報収集などを行う。