ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年06月25日

ILCの作業部会始動 文科省の有識者会議

岩手日報

文部科学省の国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議の素粒子原子核物理作業部会(座長・梶田隆章東京大宇宙線研究所長)は24日、同省で初会合を開いた。ILCで目指す研究成果などについて専門家が検証する。

同部会は研究者15人で構成。棚橋誠治名古屋大素粒子宇宙起源研究機構教授は「素粒子標準理論の現状と残された課題」と題して発表し、駒宮幸男東京大素粒子物理国際研究センター長はILC計画の概要や目指す物理について説明した。

駒宮氏は「ILCではヒッグス粒子を使って(宇宙の物質がどんな粒子で成り立っているかの)標準理論を超えた方向性を見極める。暗黒物質を形成する素粒子も探索する」と述べた。

同作業部会はILCが担う科学的な役割について検証。有識者会議は検証を踏まえて2015年度末をめどに意見集約を行う。次回は欧米の素粒子物理の将来計画をテーマに7月下旬に開催予定。