ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年05月09日

15年度めどに意見集約 ILC有識者会議初会合

岩手日報

【東京支社】文部科学省の国際リニアコライダー(ILC)に関する有識者会議(座長・平野真一前名古屋大総長、委員13人)は8日、同省で初会合 を開いた。事業費や国際的な経費分担、人材確保などの課題について二つの作業部会を設置して検討し、2015年度をめどに意見集約することを決めた。政府 の誘致判断は早くて16年度の見通し。

委員ら15人が出席。高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)の鈴木厚人機構長が、本県が候補地になっているILC計画を説明した。

鈴木氏は当初約30キロのトンネルを建設し、48年ごろから約50キロのトンネルに拡張するシナリオを提示。「日本に世界から多くの研究者が集まり、基礎科学を先導することは世界平和、外交への大きな貢献だ」と訴えた。

同会議は、学術研究におけるILCの位置づけなどを検討した日本学術会議の指摘を踏まえて▽建設、運転、拡張などを見据えた経費の全容と国際的経費分担▽建設期・運転期に必要な人材確保▽技術的・経済的波及効果-などを検討する。

そのために、素粒子原子核物理作業部会と技術設計報告書検証作業部会を設置。具体的な検証を行いながら、15年度をめどに意見集約する。