ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2014年01月31日

地場の技術向上が課題 奥州でILC関連セミナー

岩手日報

奥州市主催のセミナー「未来の活力 地域産業交流会」は30日、同市水沢区のホテルで開かれ、国際リニアコライダー(ILC)誘致に伴う企業参入 の可能性を探った。東北大、岩手大客員教授の吉岡正和氏は「まずは東北で進む実用型の加速器計画で仕事を取り、足腰を鍛えてほしい」と技術力向上のため当 面取り組むべき課題を説いた。

地元の企業、行政関係者ら約100人が参加。吉岡氏と宮城産学官連携技術プロジェクト、ILC研究会の斎藤一彦会長(仙台市、工作機械販売・丸繁社長)が講演した。

吉岡氏は地場企業の参入について「2019~28年ごろに機器発注や装置組み立てなどが見込まれる。精密加工技術や金属材料開発、配線、データ処理など幅広い技術が建設に必要だ」と述べ、東北を挙げた産学官連携の構築を促した。

東北に実用型の円形加速器(円周約340メートル)を建設する東北放射光施設構想や、山形大の重粒子線治療装置など進行中の加速器計画を説明。「これらをILCの前哨戦と捉えて仕事を果敢に取りに行き、実績を挙げてほしい」と助言した。