ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

最新情報

2014年02月08日

東北のニュース KEKがILC推進準備室 国際交渉へ国と連携、助言

河北新報

岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地が国内候補地となった超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の建設実現に向け、高エネルギー加速器 研究機構(KEK、茨城県つくば市)は、ILC推進準備室を開設した。国と連携しながら、国際交渉に向けた準備を進める。
ILCの最終設計や技術開発などを担当する「ILCプロジェクトユニット」と、国内外の研究者組織と連携する「推進統括ユニット」で構成する。室長には鈴木厚人機構長が就く。2ユニットを合わせ、KEKの研究者や事務スタッフら計十数人が兼任する。
文部科学省が2014年度政府予算案にILC調査検討費5000万円を初計上し、国際交渉の可能性の検討を開始したことを踏まえ、科学的な助言で国を支援する。
KEKの内部組織とするが、国の検討状況に応じて東大や東北大など国内の大学や研究所を含むオールジャパンの組織に発展させる構想もある。
鈴木機構長は「政府間交渉に入ることになれば、研究者側もきちんとした組織が必要になる。国と歩調を合わせ、ILCの実現に向けて取り組みたい」と話した。
ILCは国際協力で世界に1カ所建設する計画。誘致に名乗りを上げた国はまだなく、巨額の建設費を参加国でどう分担するかなどは政府間交渉で決まる。