ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2013年12月07日

最先端技術に興味津々 ILCテーマに古川黎明中高で講演会

河北新報

宇宙の始まりを再現する超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」をテーマにした講演会が4日、宮城県大崎市の古川黎明中高(生徒983人)で あった。文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定されている同校の生徒たちは、専門家の話に想像力をかき立てた。

ILCは国際プロジェクトとして世界に1カ所だけ建設される見込み。候補地には岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地が決まっている。
講演会は同校と東北6県の産学官組織「東北ILC推進協議会」の主催で、同校の中学生と高校1年を中心に約530人が参加。国内の研究者組織「ILC戦略会議」議長の山下了(さとる)東大准教授が「宇宙の謎を解き明かす最先端科学」と題して話した。
山下氏は電子と陽電子をほぼ光速まで加速させて衝突させ、それ以上小さくできない素粒子を発生させるILCの役割を説明し「人間の遺伝子のように、素粒子を調べると宇宙の仕組みが分かる」と述べた。
加速器を使った研究からがん治療をはじめとする医療技術が開発された事例も紹介。ILCには国際研究所が設けられるため「世界の研究者や先端技術が集い、国際的なまちもできる」と語った。
生徒は「見えない素粒子をどう観測するのか」「宇宙の始まりを再現させて進化させたら、地球ができるか」などと熱心に質問していた。