ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2013年11月09日

KEKが部品発注先開拓へ 東北の中小企業に照準

岩手日報

超大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)の技術開発を進めている高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)は今後、東北の中小企 業など部品発注先の開拓を本格化する。発注は数千点に上る見込みで、政府が誘致を判断する2、3年の間に可能性のある企業のめどを付ける考え。国内外の企 業と競争にはなるが、KEKは候補地である本県などの産業育成にもつなげたいと東北各県の経済団体との情報交換に本腰を入れる。

KEKは現在、高品質なビームの生成・制御や、ビームを加速するための超電導加速空洞の技術開発などに取り組んでいる。ILCは本県の北上山地(北上高地)が候補地になったことで、今後は国際チームが詳細設計を行う予定。

これに合わせてKEKは、建設が決まった際にすぐに対応できるよう加速器などの部品製造を担う企業を開拓する。ILCの研究所まで物を運ぶ時間も短いなど地の利があることや被災地の産業育成の観点からも、東北での発掘に力を入れる。