ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2013年09月21日

ILC誘致判断先送り 文科相「詳細な検討必要」

河北新報

下村博文文部科学相は20日、閣議後の記者会見で、超大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」の国内誘致について、「来年度すぐに日本が手を挙げる状況にない」と述べ、判断を大幅に先送りする見解を政府として初めて示した。
判断先送りの理由として、建設に関する各国の政府レベルの検討が進んでいないことや、ILC計画の意義を審議する日本学術会議が「現時点での実施は時期尚早で、2、3年かけて調査、検討すべきだ」との見解を示していることの2点を挙げた。
政府として2014年度は、近く提出される日本学術会議の報告書の指摘事項などを検討する方針。他分野の有識者や他省庁を交えて誘致に向けた詳細な調査、検討を始める時期を、下村氏は「今の段階では決まっていない」と述べた。
国内誘致を進める研究者組織ILC戦略会議が、建設候補地に岩手県南部と宮城県北部にまたがる北上山地を選んだ点に関して下村氏は、「専門家の提案がそのまま採用されるということではない。文科省として詳細に検討する必要がある」と語った。
ILCの建設候補地には、北上山地のほか、九州の脊振山地が候補に挙がっていた。