ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2013年09月12日

ILC誘致に国民の声必要 素粒子物理学の村山斉さん講演

東京新聞

 東京大カブリ数物連携宇宙研究機構長の村山斉(ひとし)さん(素粒子物理学)が、つくば市の高エネルギー加速器研究機構で「宇宙の始まりに素粒子で迫る」と題して講演した。

 村山さんは「新書大賞2011」に選ばれた「宇宙は何でできているのか」(幻冬舎新書)の著者としても知られている。質量を与える素粒子「ヒッグ ス粒子」や宇宙に存在する正体不明の物質「暗黒物質」に触れながら、宇宙がビッグバンから約百三十八億年かけて膨張していく過程を解説した。

 来場者からは、ヒッグス粒子などを詳しく調べる大型加速器「国際リニアコライダー(ILC)」に関して「五輪のように国内に誘致するためにはどうすればいいか」との質問が出た。世界最先端の施設で、新発見や世界の研究者が集まることが期待される。

村山さんは「国民から『(ILCを使った実験は)おもしろそうだからやってみよう』という声が上がらなければ、政治家は(誘致に向けて)動かない。声が上がることが大事なポイントと思う」と答えた。