ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2012年10月25日

ILC日本立地に高い可能性 CERN所長が講演

岩手日報

【東京支社】超大型加速器・国際リニアコライダー(ILC)誘致を見据えた先端加速器科学・産業フォーラム(先端加速器科学技術推進協議会、日本創成会議主催)は24日、東京・文京区の東京大で開かれ、「ヒッグス粒子」とみられる新粒子を発見した欧州合同原子核研究所(CERN)のロルフ・ホイヤー所長が講演した。終了後、報道陣に対し、本県の北上山地(北上高地)が候補地の一つとなっているILCについてホイヤー所長は「現状で日本に強力なライバルがあるようには見えない」と述べ、日本への立地可能性が高いことに言及した。

フォーラムは「グローバル研究都市の創成」をテーマに約230人が出席。ホイヤー所長は講演で、CERNにある円形加速器(LHC)でのヒッグス粒子の研究を説明し「(ILCのような)もう一つのグローバルプロジェクトは日本でやることができるだろう」と期待感を示した。

ILCは国際プロジェクトで、北上山地や脊振(せふり)山地(佐賀県、福岡県)、スイス・ジュネーブ近郊、米国・シカゴ近郊など計6カ所が候補地に挙げられている。終了後、報道陣に対し「米国と欧州は来年、(素粒子物理学の)今後の方向性を決める」とした上で、日本への立地可能性が高いことに言及。「最終的に日本の国が頑張っていくかどうかということではないか」と述べた。