震災復興やILC計画推進 県商議所連が知事に要望

2012年9月19日

岩手日日新聞

県商工会議所連合会(会長・元持勝利盛岡商議所会頭)は18日、達増拓也知事に2012年度の提言・要望書を提出した。東日本大震災からの復興に向け、グループ補助金の拡充や風評被害対策などのほか、本県が建設候補地とされる国際リニアコライダー(ILC)計画推進も強く求めた。

元持会長をはじめ県内各商議所の会頭らが県庁を訪れ、達増知事に提言・要望書を手渡した。

▽震災からの復興・新しい地域社会の創造▽中小企業の早期再建▽除染対策と風評被害対策の実施▽主要プロジェクトへの対応-の4項目を要望。復興関連では、沿岸では地盤沈下が広範囲に及んでいるために土地のかさ上げ支援メニューの拡充を求めたほか、雇用創出による人口流出の抑制も要望。中小企業の早期再建では、グループ補助金の複数年度にわたる繰り越しを可能にするよう国に働き掛けてもらいたいとした。

齊藤俊明大船渡商議所会頭は復興に向けて「スピード感がある復旧・復興をお願いしたい。風評被害はあらゆる手段を講じないと払拭(ふっしょく)できない」、中村好雄北上商議所会頭はILCに関し「建設候補地は沿岸被災地から近く、長期にわたる雇用の受け皿が可能になる。先端科学技術、産業集積地域として新たな岩手を築き上げることができる」と強く訴えた。

要望を受けた達増知事はグループ補助金については「国に事業費の増額、事業期間の延長、要件緩和を求めている」、ILCについても「震災からの復興につながる。連携を図り今後の誘致活動を強化する」と述べた。

元持会長は「雇用の場を広げてもらうためにも早く復興してもらいたい。県外から観光で来てもらうための環境づくりにも努めたい」と語っている。

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