東北大“ヒッグス”研究誘致を

2012年7月5日

NHKニュース

ヒッグス粒子とみられる素粒子の発見を受けて、東北大学は、ヒッグス粒子を研究する世界最先端の実験施設を岩手県に誘致するため、立地に必要な条件の調査などを行う協議会を設置することになりました。

岩手県は、ヒッグス粒子を研究する施設の候補地に北上山地の安定した岩盤が適しているとして誘致活動を進めています。
計画では、素粒子を加速する際のエネルギーのむだを省くため、従来の円形ではなく、長さ30キロ以上の直線のトンネルを掘って装置を建設し、エネルギーを逃がすことなく素粒子を加速させて衝突させる世界最先端の実験施設を目指しています。
今回、ヒッグス粒子とみられる素粒子の発見を受けて、東北大学は、研究施設の誘致活動をさらに進めるため、研究部門や産学連携などの担当理事と関係する部門の教授で作る協議会を設置することになりました。
協議会は、施設を誘致するため、安全な地質環境を調べるとともに外国人や学生を受け入れられる住環境を用意できるかなど、立地に必要な条件を調査するほか、誘致を東北の産業振興につなげる方法を研究したり施設の意義を発信する広報活動などを行ったりします。
協議会の委員で、東北大学大学院の山本均教授は、「将来の夢のある研究が、東北の地でできるように大学を挙げて力を尽くしたい」と話しています。NHKニュースサイト