ILC PROJECT [ 国際リニアコライダー計画 ]

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2012年06月28日

ILCの概要、効果説明 理解醸成へ講演会〜奥州

岩手日日新聞

奥州市と同市水沢地区町内会連絡協議会は27日、同区聖天の水沢地区センターで国際リニアコライダー(ILC)講演会を開き、本県の北上山地(北上高地)が有力候補地となっているILC計画について、市民の理解醸成を図った。質疑の中で、市はILC誘致の意義を理解してもらうため、建設が実現した場合のまちづくりの方向性などが分かる資料を早期に作成したい意向を示した。

 同日は地区内の町内会長や行政区長、関係者を含め35人ほどが参加。

 高梨稔市総務企画部長が「ILCについて理解を深め、東北誘致の支援者の一人になってもらいたい」とあいさつ。瀬川巖同協議会長は「水沢ではILC誘致の動きが見えないという話も聞こえてきている。広域的な地域振興を図るためにも誘致運動を盛り上げていきたい」と呼び掛けた。

 市広域連携推進室の佐藤伸夫主任が「ILC計画の概要とその効果」と題して講演し、官民一体で誘致を目指す加速器を中心とした大規模研究施設の概要、ILC研究の意義、国内外の候補地などを示したほか、建設スケジュール、建設による経済効果などを説明。実現の必要条件として社会や納税者の理解、地元の熱意や支援を挙げ市民の一層の協力を求めた。

 参加者からは「誘致のための市民の協力はどんなことをすればいいのか具体的に示してほしい」「誘致運動を盛り上げるためにも電力やアクセス道路など、他の候補地と比較して北上山地に欠けているものを知らせてもらいたい」など活発に質問、要望が出された。

 市民の理解醸成に関して、高梨部長は「(ILCを核にした東北復興の)グランドデザインの策定を受けて、ILCができるとこうなる、ということが見て分かるような奥州市版の資料を今年度の早い時期に仕上げたい」と市民向けの資料作成を急ぐ考えを示した。 岩手日日新聞サイトへ